勉強とその仕上げ
碁の本や雑誌など、むかしとは比較にならないほどたくさん出版されています。
また、囲碁欄のない新聞もありません。
そうしたものに、できるだけ数多く目を通されたらいかがでしょうか。
中には見てもわからないから何にもならない、といわれるかたもあるようですが、よくわからなくとも数多く見ているうち、しだいに形に明るくなってくるものなのです。
また、専門棋士の稽古を受けるのもよく、強い人の対局を見るのも一つの方法です。
なにしろいろいろと数多くやっているうちに、少しずつ上達していくのです。
そして、その仕上げとして、自分よりすこし強いくらいの人と身の入った碁を打つことです。
そこで通用するなら、勉強の方向が間違っていなかったと知ることができるでしょう。林有太郎
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教えることも
碁は勝負を争うためにだけ打つものではありません。
プロ、アマを問わず、勝負にこだわり過ぎては、碁の美しさ、すばらしさをこわしてしまうのです。
ことにアマチュアのかたにとっては、碁の勝敗や強弱よりも、心を豊かにし、多くの人々と知り合い親しくなることの方がたいせつではないでしょうか。
そうした碁の友の輪を広げることに、わたくしはいま、わたくしなりに取り組んでいます。
その一つとして準備しているのが、13路盤の普及です。
碁を覚え始めた人にとって、19路の盤は広過ぎます。
また、お昼休みの一局ともなれば、19路盤では時間がたりません。
たまたま依頼された入門書にも13路盤を付録にしましたし、「碁友(ごとも)」と名前を付けた13路盤も近く発売されるはずです。
できることならみなさんも、そうしたものを利用して多くの人たちに碁を教えてあげていただきたいと思います。
碁をほんとうに好きになり、碁の友の輪を広げ、みんなをつよくさせたいとつとめるなかで、かえって自分自身の碁を見詰め、上達へのてがかりをつかむ機会がえられるのではないでしょうか。小林禮子
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Author:happobooks
世界に広がっている人気ゲームの囲碁なのに、なぜか日本では囲碁人口減少中。それを憂える、ぼやきオヤジの囲碁ブログです。