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囲碁の本マニアだから書けること

囲碁の本にはおおよそ三通りあると思います。

いい本、悪い本、普通の本? 

いえいえ、看板だけ棋士の本、編集が前面に出る本、棋士が力を入れている本の三種類です。


■第一のパターン

一つは、有名棋士の名前を冠してはいるが、ライターが書き進めて、ご当人はあまり関与していないというもの。 昭和の時代にはそのようなものも多々あったように漏れ聞きますが、最近出される本で、名前だけの本は見なくなりました。
そんなものでは売れない時代なんでしょうね。


■第二のパターン

その代りに増加しているのが、編集部が堂々と前面に出てくる本です。

○○辞典、○○事典、という本です。

何段合格の手筋・・・・などという文庫本もこのジャンルです。

ここには、有名棋士の名前を冠しているものも数多くありますが、本当にこの棋士が書いたの? あるいは、目を通したの? と思うものもあります。それくらい、個性はないです。問題集としてみていれば別に腹もたたないですけどね。

事典類は、自分でいろいろと研究したくなったときに、辞書代わりに使えるので、持っていて邪魔にはなりませんが、積読になりがちです。

目次のところにひと目でわかるように小さい碁盤がたくさん並んでいるので、気が向いたところをめくって、「ふむふむ、そんな手があるのかー」と思ったりします。



■事典だけど、有名棋士の名前がついているものもある

この手の事典で、有名なのは、日本棋院が上下二冊で出している「基本定石事典」です。
平成8年の増補改定版が現在販売されていますが、この本は欠陥商品です。

石田芳夫九段の名を冠してありますが、それは、昭和50年当時のこと。
その後の改訂版を石田先生はチェックしてないと思います。
驚くほど、棋書としての致命的なミスが多いのです。

掲載棋譜の数字がでたらめであったり、参照している図の番号がちがったり、およそ事典の体をなしていないのです。

これは、改定改定のなかで、狂ってきたものと思います。
碁を知らない人が作業をするとこういうことになります。

はなはだしいところでは、あるべきところに石がないものもあります。

一例をあげると、花形定石ともいえる、
「小目に高掛して、それを二間に高くハサむ定石」

大切な はさみの石がないんです!

図をみたときに、これはなんだろうと首をひねりましたが、しばらく考えてようやくわかりました。

こういうのは、私がチラッとみただけでも見抜けるのですから、石田先生の名前をつけて出す以上、編集者は少しは碁の勉強をして単純ミスは防いで欲しいです。

参考譜にしても、ひと目、黒がいいなあ、と思って丁寧に見ると、白が一個足りなかったりします。

小林光一・武宮正樹戦で、「序盤の20手くらいで、ひと目黒がいい、なんてことになるわけない」
と不審に思い丁寧に見た結果、白の星に黒がかかったとき、白は一間か小桂馬にうけているはずなのに、その石がないのです。白が武宮さんだから、一間か桂馬かわからないので、知りたいのですが、それが書いてない。

囲碁ファンだったらそこに注目するところなのに・・・・



ちょっと、わき道にそれましたが、こういう事典類は、編集者がどれほど情熱をもって取り組んでいるかが勝負です。



その点、趙治勲さんの名を冠している、基本死活事典では、このようなミスを私はまだ一箇所も見つけていません。 基本定石事典の90箇所のミスと比べると、同じ組織が出している本とは思えないくらいです。

基本死活事典は、趙さんが弟子にかならず持たせると聞いたので、勝手に私淑している私も持っていて、基本死活をこれで勉強しています。
身には中々つかないけれど、基本死活は、一手変化させると、コウになったり、セキになったり、死んだりと奥が深いです。

そういう一人遊びをする方にお薦めします。



ただし、ネット書店では在庫がないことが多いです。
日本棋院に直接頼むと、送料がかかるんで、ちょっともったいないですね。

急ぐものじゃなければ、書店でとりよせてもらうといいでしょう。
2300円もするものだから、本屋も喜んで取り寄せてくれるでしょう。

下巻の詰め碁編は、私の棋力だと、一生分の詰め碁があります。
まだ、十分の一も済んでません。



■第三のパターン

棋士が、自分で書くか、ライターに書いてもらうかは別にして、その棋士が、自分の考えを強く打ち出しているもの。

王メイエンさんの本は、個性的なほんの中でも群をぬいていると思います。
作品としても楽しめるようになっています。

私は、棋士の個性が現れる、形勢判断や、戦いの方向性を決めるという本には、その棋士の碁を理解するヒントが盛り込まれていると考えています。

だから、ファンである、武宮九段、山下棋聖、王メイエン九段、苑田勇一九段、趙治勲25世本因坊の、このジャンルの本を次回、特集してコメントをつけてしまおうと思っています。

低段の私がこういう書評を書くのって、暴挙かなぁ・・・・でも、初段を目指す級位者には、役立つヒントが多いと思います。

上達のヒントではなく、トッププロの碁を、ご本人の著作の手助けを借りて、理解しようという、鑑賞の手引きみたいなことになると思います。

とくに、私は、「武宮の形勢判断(地を囲わない努力)」という本を読む前とあとでは、碁が一変しました。

この話は、次回につづきます。

なにか参考になりましたら、応援をおねがいします

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いつもありがとうございます


 







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[ 2008/11/19 16:50 ] →囲碁談義 | TB(0) | CM(0)
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Author:happobooks
世界に広がっている人気ゲームの囲碁なのに、なぜか日本では囲碁人口減少中。それを憂える、ぼやきオヤジの囲碁ブログです。

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