囲碁の本:棋士で選ぶ 八歩書店

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囲碁の本:棋士で選ぶ

囲碁の本:棋士で選ぶ

趙治勲
■趙治勲流〈1〉地取り戦法―地を取ることは厚い
もうこの本が上梓されてから3年になります。このシリーズは一冊で打ち切りなんでしょうか? (2)(3)(4)・・・・・と出し続けて欲しいのですが。
同世代の者として、趙さんを応援してきましたが、趙さんの碁の真似をしようとは思ったことがありませんでした。地を稼いで、相手の手厚い結界の中で暴れまわるという碁だと思っていたからです。しかし、この本を読んで、目からウロコが落ちました。 地を稼いでいるのではなく、相手の根拠を奪っていたのだ・・・と。相手の結界に殴りこむのではなく、根拠のない大石を攻めているのだ・・・・と。この本を読んでから、趙さんの棋譜を見るとぜんぜん違って見えました。この本を読んでよかったと思いました。
囲碁観が根底からひっくり返ったと、大袈裟なことを言う人もいますが、確かに、この本を読む前と読んだ後では碁盤の見え方が違うと思います。

山下敬吾
■戦いのベクトル
戦いには、方向性と力関係の見極めが大切ということを山下さんの実戦譜をもとに説明してあります。よくある、問題集形式ではないので、文字と棋譜がたっぷりあります。山下さんを一躍タイトルホルダーにした、初手天元の戦い方と、5の五の戦い方に、この本の半分近くが割かれています。
早碁が基本のネット碁では、中央近辺での空中戦になることが多く、その意味でも、天元、5の五の布石は私たちアマチュアがもっともっと実験していい分野ではないかと思っています。中央の戦闘を第一人者が、わかりやすく解説しています。

羽根直樹

高尾紳路

苑田勇一
■打っていい場所・悪い場所
碁は、打ちたくない場所を相手に打たせるゲーム。 碁は「最後に」地の多いほうが勝ちというゲーム。 面白い表現で、着手の選び方を教えてくれます。初段を目指す人が、この本を手にすれば、一気に垢抜けた碁になるかもしれません。逆に、これまで試行錯誤して自分なりに着手の基準のある有段者は、自分の碁ががたがたになる危険もあります。
私も含めて、そういう人が何人もいることを知っています。わたしに限って言えば、しばらくは碁の組み立てがめちゃくちゃになりましたが、今は、苑田理論に出会えてよかったと思っています。

安倍吉輝
■知って得する囲碁玉手箱―アマの知らない52の常識
奇想天外な新手の発掘に情熱を燃やす、安倍ちゃんの本は、それなりのレベルの有段者向けのものが多いのですが、この本は、初段を目指す級位者に是非読んで欲しい本です。
知っておきたい14のハメ手には、はまりの図とはまらない図の二つを明快に示してあります。上手が仕掛けるワナ回避入門書です。
難解情勢のはずし方は、一応有段のつもりの私も、知らないかわし方が書かれており、勉強になりました。一度通読しておくと、危険回避センサーが働くようになると思います。

石田芳夫
■大斜大作戦―全局で圧倒する
石田さんはよく大斜を打ちます。最近は、目外しに対して高くかかるのが普通になりつつあるので大斜は減少しているらしいですが、アマ有段同士だと、意地の突っ張りあいで、真っ向から大斜で切り結ぶということがよくあります。この本は、大斜百変について述べるのではなく、一番基本定石の大斜を使って、戦いの方向性をただしくすることにより優勢を築くということを説明しています。対象者は、大斜の基本定石を正しく理解していること。これだけで、相当にターゲットが少ないだろうと想像されます。
この本も、出張先の古本屋で数百円で買いました。これを読んで、大斜に興味を持ち、ずいぶん勝たせてもらいました。こういうニッチなマーケット対象の本は、すぐに絶版になるから、こまめに古本屋をまわって、よまないかもしれないけれど買っておく、位の根性が必要です。

小林覚

梅沢由香里

呉清源
■二十一世紀の布石〈2〉目外し・高目・三々篇
「これがわかりやすい手です。」「優勢は明白です。」「この位置がよいかどうか疑問です。」「アマイとしかいえないでしょう。」
呉清源師の布石に関してのコメントは、明快です。現代の碁に革命を起こした碁聖が、このように断ずるのであれば受け入れようという気に、私はなっています。目外しに対しては、高目カカリと決めました。三々に対してもすぐにカタツキをするのはやめました。布石を学びなおすには、この本は外せないと思います。

李昌鎬

石倉昇

武宮正樹
■武宮の形勢判断(地を囲わない努力)
武宮さんの本の中で、群をぬいてわかりやすい本です。テレビの解説や、多くの著書では「自然に武宮流になる」とか、「手がそこに行く」という武宮さん得意のせりふで煙に巻いてしまうのですが、この本では、なぜそこに着手するのかを、武宮さんの言葉で説明してくれているからです。
説明と棋譜が多く掲載され、お得感が強い本です。武宮さんの本を一冊選ぶとしたら、私はこれを選びます。

藤沢秀行

加藤正夫

三村智保
■石の形 集中講義―楽に身につくプロの感覚
プロの感覚が楽に身につくわけないだろう~、と思いながら読んでみましたが、これはいい本です。アマの有段のおじさん(わたしのような)は、ずいぶん苦労して、愚型を避けることを覚えるのですが、この本一冊読めば、なぜ避けなければいけないのか、どうすれば避けられるのかが、わかるのです。
それをプロの感覚、というのなら、たしかにプロの感覚が身につくと言っても誇大広告ではないと思います。
生まれつき筋がいいような気鋭のトッププロがよくこのような基本的な本を書けたなあ、と、そのことにも驚きます。この本を読むと、級位者は急激に筋がよくなって、上手に対しての置石が減ると思います。有段を目指す級位者にとって、座右の書となるかもしれない一冊です。

高木祥一
■裏の裏定石必勝法
出張先の金沢の古本屋で5年くらい前に見つけました。見つけたというのも正確ではないですね。酒席が流れて、暇だったから手にとって見たんです。そうしたら、碁会所で打たれて困った手が解説されていました。碁敵は、この本に書いてあるとおりに落とし穴をしかけてきたのです。即購入し、最善手を覚えました。次の対局がまちどおしかったなあ・・・・・
片岡聡

小林光一

坂田栄男

林海峰
■ミニ中国流の徹底解明
ミニ中国流に対して、白からの挑戦手段を網羅したと言うだけあって、ミニ中国流事典になってます。読んで面白いものではなく、ならべて勉強する資料集のようなものになっています。呉清源師の本とはがらりと異なり、明快に断ずる部分は少ないのです。いろんな形があり、いろんな変化を内包しながら、互角にすすんでいくのだなあ、という極めて普通の感想を持ちました。一通り、網羅的に見ておくと、プロの碁を見るときにも親しみがもてるようになります。

大矢浩一

山田規三生

王銘エン
■我間違える ゆえに我あり
喜劇仕立ての棋書というのは、過去になかったと思います。メイエンさんのゾーンプレスパークも笑いをとろうとしているのだが、相当すべっている。その点、この本は、トッププロであるメイエンさんが、なぜ勝手読みをし、その結果、どんなにひどい目にあったかを喜劇にして読ませてくれます。棋書の奇書だと思います。メイエンさんの碁をより理解したいという人向けの本です。
もし、著名な棋士の、「私が困り果てたこの局面」というシリーズが出たら、是非読みたいと思います。単純なミスではなく、深い読みと、形勢判断の末の間違いというのには、人間くさい深みがあるのだなあと思います。

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[ 2008/09/20 18:37 ] →棋士で選ぶ | TB(0) | CM(0)
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世界に広がっている人気ゲームの囲碁なのに、なぜか日本では囲碁人口減少中。それを憂える、ぼやきオヤジの囲碁ブログです。

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