下がりの価値 八歩書店

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下がりの価値

Goxiのフレンドで、ときどきネット対局でアドバイスをしている弟子の対局から。

gobann1.jpg  


右上の形を見て、R18の下がりがないのが気になると思います。

では、なぜここを打たずに実戦は8と打ったのか。

その考えを一旦受け止めないことには、指導は出来ません。


子供だったら、こういう形では、下がりをうつもんです、わかりました、ネ。

でいいのかもしれませんが、おじいちゃん、おばあちゃんのお世話をし、ご主人に弁当を持たせ、子供を学校に送り出しているオトナに、

「問答無用、覚えなさい」では、通りませんね。

なぜ右上は一段落と判断したかというと・・・・・

黒は、右上はもう、R18にはねられても、R16に切られても大丈夫。

序盤で二線に打つのは価値が低いと思った。

一番薄くなったと思われる上辺の一子に声援を送った。


という考えだったのです。

これは、非常に立派な見識であり、見解であると思います。

それに対して、あなたなら、どういう説明をして、R18の大きさを納得してもらいますか?
R18に下がると、地が大きいというのでは、「実戦の黒8だっておおきいのに~」、と反論されるかもしれません。

この局面で、地が得というのはおまけみたいなもので、黒8の本質は、白に根拠を与えない(=楽には生かさない)という、攻撃的な、牙を剥いた手なのだということを、ネットのチャットで説明しました。

こういう、「自分がしっかり、なにがあっても生き!」という手で、しかも相手にプレッシャーをあたえるような手を「厚い手」というのですということを説明しました。

そのときに、趙治勲さんの碁を思いました。



しかし、多子局の白を相手に、攻めの気持ちをもちつつ、厚く打つということは、級位者にはなかなか難しいことだと理解しています。

たくさん置く、置き碁をたくさん打っていただいた私には、それがよくわかります。


私は、碁を自分でも打ち始めた十年くらい前に、本間明男七段と知遇を得、そのときに、この下がりを攻めの手だと教わり目からウロコが落ちたのです。

それまでは、「下がったら死なない、取られない、大きなヨセも残るから嬉しいな~」、ということしか考えていなかったのです。

この碁を打っている黒も、黒石だけをみているから、下がりの大きさに気がつかなかったのです。



きょう、この人と、七子で打ちました。

ノータイムでこれに類する下がりを打たれました。


そして、終始、反撃を狙っているのが伝わるので、どうしてもムリな手を繰り出せませんでした。

その結果、七目白負けとなりました。

さがったから勝てたという単純なことではありません。

攻めを基調としていたから、下がった、そして、継続して、手厚い攻めの手を打ったから、終局のときに地が多かったということがいえます。

こういう勝ち方をされると、手合い違いと認めざるを得ません。

次回から六子に昇格しました。

Sさん、おめでとう。


八歩書店お薦め本

趙治勲流〈1〉地取り戦法―地を取ることは厚い (MYCOM囲碁ブックス)

地を取ることは厚い、という副題がつけられています。

地に走ると薄くなるという碁打ち共通の悩みに対して、上記R18のような攻めるための地取りを解説しています。

この本を読んでから、自分の碁がめちゃくちゃになったという人がとても多いことを知っています。
今の打ち方でおおむね満足という人は、手にしないほうがいい、そういう類の本かもしれません。

私は、隅の根拠を奪うことが相手を薄くすることだという、この本のわかりやすい説明を読んで、一層自信を持って三々に自信をもって、攻めの気持ちで飛び込むことが出来るようになりました。

最初は、碁にならず、ぐちゃぐちゃになりましたが、落ち着いて見ると、一段は、この本のショックで向上したと思っています。

厚みというものをもっと理解したい人にすすめたいと思います。初段一歩手前から有段者向け。

なにか参考になりましたら、応援をおねがいします

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いつもありがとうございます


 







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[ 2008/11/14 15:49 ] →定石・布石 | TB(0) | CM(0)
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世界に広がっている人気ゲームの囲碁なのに、なぜか日本では囲碁人口減少中。それを憂える、ぼやきオヤジの囲碁ブログです。

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